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2023/03/21
エクソソームと癌治療
前回からの続きです。
https://www.setagaya-dm.clinic/blog/2023/03/19/3020/
当院の患者さまの中でもエクソソーム療法を癌治療に対する効果について
質問をいただくこともあります。
今日はその部分について現在分かっていることについて少し触れていきますね。
実際には幹細胞エクソソームは
癌の治療にも応用されています。
癌は、異常な細胞増殖によって生じる疾患であり
放射線治療や化学療法などの従来の治療法は、がん細胞だけでなく、健康な細胞にも損傷を与える可能性があります。
そこで、幹細胞エクソソームを用いた新たな治療法が注目されています。
幹細胞エクソソームは、がん細胞の成長や転移を抑制する働きがあるとされています。
具体的には、幹細胞エクソソームに含まれるmiRNAやタンパク質が、がん細胞の増殖を阻害したり
細胞周期を停止させたりすることが知られています。
また、幹細胞エクソソームには、免疫系を活性化する働きもあり
がん免疫療法と併用することで、より効果的な治療が期待できます。
さらに、幹細胞エクソソームは
化学療法や放射線治療などの従来の治療法によって引き起こされる副作用を軽減する効果も期待されています。
幹細胞エクソソームががん細胞に直接作用することで、従来の治療法の必要量を減らすことができ
副作用のリスクを低減することができると考えられています。
現在、幹細胞エクソソームを用いたがん治療に関する研究は、世界中で活発に行われています。
例えば、米国のクリーブランドクリニックでは
幹細胞エクソソームを用いた乳がん治療の臨床試験を実施しています。
日本でも幹細胞エクソソームを用いたがん治療に関する研究が進んでいます。
一方で、幹細胞エクソソームを用いたがん治療には、課題もあります。
幹細胞エクソソームの製造方法や品質管理についての問題や、大量生産が困難であることなどが挙げられます。
また、幹細胞エクソソームを用いたがん治療は、従来の治療法と比較して高コストであることも課題の一つです。
今後、これらの課題を解決しながら、幹細胞エクソソームを用いたがん治療が実用化され、広く一般の患者さんにも提供されるようになることが期待されています。
当院で行っている、幹細胞エクソソーム療法は
https://www.setagaya-dm.clinic/treatment/beauty/exosome/
このエクソソームと、幹細胞培養上澄液が含まれる
ヒト幹細胞由来エクソソーム含有培養上澄液になります。
歯髄・骨髄・脂肪・臍帯血と4つのヒト幹細胞由来エクソソーム含有の複合体になりますので
多くのサイトカイン、エクソソーム、マイクロRNAが含まれています。
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