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2025/12/01

健康診断で血糖値の高さや糖尿病予備軍と指摘を受けると、「自分はいまどの段階なのだろう」「糖尿病のステージって何?」と不安に感じる人も少なくないはず。
特に糖尿病の初期段階では、症状がない方が多く、受診を迷っている方も多いかもしれません。
糖尿病は身体からのサインに気づきにくく、知らないうちに進行してしまうこともあります。ですが、ステージという考え方を知り、今の状態を正しく理解し生活習慣を見直すことができれば、過度に心配する必要はありません。
この記事では、糖尿病のステージごとの症状や進行の目安、早期発見の重要性をわかりやすく解説します。
読み終える頃には、「何をすればいいのか」が整理され、安心して次の一歩を踏み出せるはずです。ぜひ最後まで読み進めてみてください。
糖尿病のステージと、それぞれの症状を知ることは、なるべく早い段階でご自身の身体の状況を知るために、とても大切です。
ですが、糖尿病は初期段階では自覚症状が少なく、気づかないまま進行するケースが少なくありません。そのため、「症状がないから大丈夫」と思っている間に、血糖値が上昇し、合併症のリスクが高まることもあります。
参考記事: 糖尿病の兆候?8つの初期症状と自分で出来る治療方法
ステージという考え方を知っておくと、今が境界なのか、治療が必要な段階なのかを冷静に判断しやすくなります。早期発見ができれば、食事療法や運動療法といった無理のない方法で改善を目指せる可能性も広がります。
不安を感じたときこそ、正しい知識を持つことが安心への第一歩になります。ここでは、糖尿病のステージという考え方について見てみましょう。
糖尿病のステージや症状を理解するうえで、1型糖尿病と2型糖尿病の違いを知ることは大切です。
一般的によく知られているのは2型糖尿病で、食事や運動不足、肥満など生活習慣の乱れが要因となりやすく、生活習慣病の代表とされています。
一方、1型糖尿病は膵臓の機能が低下し、インスリンが分泌されなくなるタイプで、生活習慣とは直接関係しないケースもあります。
治療の考え方も異なり、2型では生活改善や薬物療法を組み合わせて管理することが多く、1型ではインスリン注射が欠かせません。タイプの違いを知ることで、自分に合った向き合い方が見えてきます。

糖尿病のステージや症状は、
といった数値に加えて、問診で身体の変化をうかがって、段階的に判断します。
たとえば空腹時血糖値は、その時点の血液中のブドウ糖の量を示し、食事や前日の生活習慣の影響を受けやすい指標です。一方、HbA1cは過去1〜2か月ほどの平均的な血糖の状態を反映するため、「最近の積み重ね」を見る目安になります。
これらの数値が高めで推移している場合、今は自覚症状がなくても、将来的に糖尿病が進行するリスクが高まっているサインと考えられます。
さらに、合併症の有無も重要な指標です。数値の変化と症状を総合判断して、いまのお身体の状態を診断していきます。
ただし、ステージは病名のラベルではなく、今の状態を知るための一つの目安です。大切なのは、定期的な測定とチェックを続けていくことで、悪化を防ぎ、健康を維持していくことです。
糖尿病のステージや症状は、血糖値やHbA1cといった数値の変化に加え、身体の感じ方や生活への影響として段階的に現れます。
ここでは各ステージごとに、主な症状を整理し、その段階で考えたい治療、運動療法、食事療法の方向性をまとめます。
今の状態を確認する1つの指針として参考にしてみてください。
糖尿病のステージや症状において、ステージ1は境界型と呼ばれる初期段階です。
が目安になります。主な症状はほとんどなく、自覚症状が乏しいのが特徴です。
まれに以下のような症状が見られることもありますが、日常の変化として見過ごされやすい傾向があります。
この段階では治療よりも、ご自宅でできるセルフケアが中心です。
糖質を少し減らした、バランスの良い食生活と、無理のない運動習慣で、血糖値の上昇を抑えやすくなります。生活習慣を改善することが、進行を防ぐ最も効果的な対策です。
炭水化物や糖質を完全に避けるのは逆効果ですが、量やタイミングを見直しましょう。
主食を少し減らし、野菜やタンパク質を先に食べるという習慣は取り入れやすいです。食後血糖の急上昇にならないように、他にもアルコールの節制、外食や間食の摂り方を工夫してみましょう。
無理のない有酸素運動を、週3回以上継続してみましょう。ウォーキングや軽い体操など、息が弾む程度の運動を続けることで、筋肉がブドウ糖を使いやすくなります。

糖尿病のステージ2に進むと、
になることが多くなります。糖尿病と診断がつくステージですが、この段階でも目立った自覚症状がない方も多くいらっしゃいます。
主な症状として、
などが現れやすくなります。血液中の糖分がエネルギーとしてうまく利用されず、身体が慢性的なエネルギー不足に陥ることが背景にあります。
この段階では、食事療法と運動療法に加え、必要に応じて糖尿病の治療として、メトホルミンなどの薬物療法が検討されます。適切なセルフケアと治療が進めれれば、合併症を防ぎ、改善が期待できます。

糖尿病のステージや症状が進行期に入ると、
HbA1c=7.0〜8.0%以上
で推移し、高血糖が慢性的になります。
主な症状として、
などが見られます。血管や神経への負担が大きくなり、全身への影響が目立ち始める段階です。また、進行期とされ、合併症発症リスクも上がる時期になります。
この段階では、食事療法と運動療法だけでの管理が難しくなり、内服薬や注射を含めた治療が必要になるケースが増えます。
運動は医師と相談しながら安全に行い、食事は血糖コントロールを重視した内容へ調整します。継続的な治療と管理が欠かせません。
糖尿病のステージや症状が重症期になると、
HbA1c=8.0%以上
となることが多く、合併症のリスクが高まります。
主な症状は、
などです。腎臓や神経、血管への影響が進み、生活の質が大きく低下するケースもあります。悪化すると「失明」や「腎不全」、「心疾患」などの深刻な合併症も引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
ステージ4では、専門医による糖尿病の治療と厳密な血糖管理が不可欠です。
食事療法や運動療法は無理のない範囲で行い、薬物療法やインスリン治療を組み合わせて進行を抑えます。早めに医療機関と連携し、放置してはいけません。
糖尿病のステージや症状が進行した状態で放置されると、血糖値の高さそのものよりも、全身に起こる合併症が大きな問題になります。
初期段階では実感しにくかった影響が、時間をかけて身体のさまざまな部分に現れてくるのが特徴です。
ここでは、糖尿病によって起こりやすい合併症を「全体像」として捉え、どのステージで意識すべきなのか、生活にどのような影響が出やすいのかを整理します。

糖尿病のステージや症状が進むにつれて注意が必要になるのが、いわゆる「三大合併症」です。三大合併症とは、糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病腎症の3つを指し、慢性的な高血糖によって全身の細い血管が障害されることで起こります。
多くの場合、ステージ3以降でリスクが高まり、ステージ4では日常生活に大きな影響が出るケースも少なくありません。
糖尿病による三大合併症
それぞれの原因や詳しい症状、治療については、以下のページで詳しく解説しています。
参考記事: 2型糖尿病の原因と合併症
糖尿病の症状が進行するにつれて、もう一つ見逃せないのが動脈硬化との関係です。
血糖値が高い状態が続くと、血管の内側が傷つきやすくなり、全身の血流が悪くなる傾向があります。この変化はゆっくり進むため、自覚症状がないままリスクが高まる点が特徴です。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳血管障害といった重大な疾患につながる可能性があります。また、高血圧を合併しやすくなり、心臓や脳への負担がさらに増えることも少なくありません。
これらは特定のステージだけの問題ではなく、糖尿病に対するケアが不十分な状態が続くことで、徐々にリスクが積み重なっていきます。
早い段階から血糖をコントロールし、生活習慣を整えることが、将来の大きな病気を防ぐことにつながります。症状が出てからではなく、出る前に向き合う姿勢が大切です。
いまは軽い初期症状だけでも、原因をそのままにすると血糖コントロールが難しくなり、治療が必要な段階へ進む可能性があります。ここではその原因を知ることで、予防や対策をぐっと身近なものにしていきましょう。
糖尿病のステージが進む大きな理由は、インスリンの働きが足りなくなることです。
インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込み、エネルギーとして使える形にするホルモンです。ところが膵臓の機能が低下すると、インスリンの分泌が不足し、血糖値が下がりにくくなります。
さらに厄介なのがインスリン抵抗性で、これは「インスリンは出ているのに効きにくい」状態です。肥満や脂肪の増加、運動不足などが重なると起こりやすく、同じ食事でも血糖が上昇しやすい傾向が出ます。結果として高血糖が続き、身体の血管や神経に負担がかかりやすくなります。だからこそ、早期発見の段階で血液検査の数値を確認し、医師や専門医と一緒に治療方針を立て、早目の対策を打つことが、将来の合併症を遠ざける近道になります。

糖尿病の症状が進行するもう一つの要因は、生活習慣の乱れが少しずつ積み重なることです。
食事では、糖質や炭水化物の摂取が多い日が続くと、食後血糖値が上がりやすくなります。たとえばパンや甘い飲み物が増えるだけでも、血糖の変化が大きくなるケースがあります。
運動不足が続くと、筋肉がブドウ糖を使いにくくなり、血糖が下がりにくい状態が続きます。そこにストレスが重なると、ホルモンの作用で血糖が上昇しやすくなり、「頑張っているのに数値が落ちない」と不安になりがちです。
さらにアルコールは量や飲み方によって血糖コントロールを乱し、低血糖のリスクが混ざることもあります。
だからこそ、完璧を目指すより、食事療法と運動療法を無理なく継続し、定期的に測定して調整する方法が効果的です。小さな改善の積み重ねが、進行を止める歯止めになります。
はい、数値が少し基準値を上回っている程度でも一度内科で相談することをおすすめします。
糖尿病は初期ほど自覚症状がなく、放置すると進行しやすい病気です。
早めに受診すれば、生活の見直しだけで管理できる場合もあります。
はい、最近は30代や40代でも発症するケースが増えています。
食生活や運動不足、ストレスなどが重なると、年齢に関係なく起こります。
若い世代ほど、早期に気づくことで将来のリスクを減らせます。
必ずしもそうではありません。
ステージや血糖値によっては、食事や運動の習慣を見直すだけで改善することも可能です。
必要に応じて治療を選ぶため、まずは状態を正確に把握することが大切です。
はい、症状がなくても体の中では変化が進むことがあります。
特に目や腎臓、神経のトラブルは、気づきにくいまま進行しがちです。
定期的な検査で早く異常を見つけることが、重症化を防ぐポイントです。
無理のないペースでの受診でも、定期的に状態を把握することに意味があります。
数値の変化を確認するだけでも、対策の方向性が見えやすくなります。
継続できる通院方法を医師と相談することが、長く健康を維持する近道です。

血糖値や症状の面で不安があるときは、早めに専門医へ相談できる環境が大切です。
世田谷内科・糖尿病総合クリニックは、内科として幅広い不調を診つつ、糖尿病外来に力をいれています。日本糖尿病学会が認定する糖尿病の専門医が在籍、内科としての幅広い知見もあるため、合併症がある患者様も安心してご相談いただいております。
「健康診断で指摘されたけれど、次に何をすればいい?」という段階でもお気軽に受診いただけます。
糖尿病外来では、まず血液検査や採尿を行い、結果をもとに状態をご報告します。
そのうえで、生活の状況もふまえた管理方法をご提案します。専属の管理栄養士による指導も含めて、患者さまをチームで支援しております。必要に応じて、薬物療法や注射も外来で相談できます。
診療時間は平日と祝日に加え、土日も一部診療しておりますので、平日はお忙しい患者様でも受診可能です。
ご不安な点や疑問点を、まずはお気軽にご相談ください。
「血液検査でこんな数値が出たのだけど、どうすれば良い?」
「かかりつけの病院では、こう言われたけど…」
などセカンドオピニオンとしてもご相談も承っております。いつでも手軽に相談可能な、LINE公式アカウントや、お電話、WEBからもお問合せいただけます。
まずは、私たち世田谷内科・糖尿病総合クリニックの糖尿病専門医にご相談いただき、不安の原因を取り除く一歩を、踏み出してみてください。
糖尿病は、目に見える不調が出る前から静かに進むため、早期発見がとても重要です。
「特に日常生活に支障はないから大丈夫」と軽く考えている間に、体内の血糖値が少しずつ上がり、合併症のリスクも重なっていることがあります。
「症状が出てから受診する」よりも、「症状がない段階で相談する」ことに大きなメリットがあります。
生活習慣病と言われるように、早い段階で受診すれば、食生活のちょっとした工夫や運動習慣の軽い調整だけで、進行を防げる可能性が高まります。また、数値や体質に合わせたアドバイスを受けられるため、無理のない方法を選びやすくなります。
さらに、早期であれば治療の選択肢も広く、薬に頼らず管理できるケースも少なくありません。「何もない今こそ受診する」という意識が、将来の不安を減らし、健康を長く維持する助けになります。
だからこそ、会社や市区町村の健診などを活用しながら、定期的に数値をチェックすることが大切です。不安があるときは、受診して「今できる方法」を一緒に整理していきましょう。

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