子宮頸がんワクチン
大変申し訳ございません。ワクチンに関しましてはカードは使用不可となっております。
高額のワクチンをできるだけ御安く提供させていただきたいと考えているため、
大変申し訳ございませんが、カード不使用・現金のみの対応とさせていただいております。
予めご了承ください。
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮の入り口部分にできるガンです。
子宮頸がんの発症年齢は?
女性の出産年齢と年齢別子宮頸がん罹患率(※1)(※2)
20歳代後半から多くなり、40歳代以降は横ばいになります。ここ最近では、卵巣がんや子宮対岸や乳がんに比較して、ダントツで20~30歳代の方が増えてきています。
- 1.厚生労働省 平成27年人口動態統計(概数)の概要 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数の年次推移より
- 2.国立がん研究センター がん対策情報センター「がん登録・統計」地域がん登録全国統計によるがん罹患データ(1975-2015年)より
子宮頸がんの罹患者数は?
日本では、毎年10,000人もの女性が新たに子宮頸がんと診断され、約2,800人が子宮頸がんによって亡くなられています。これは、乳がんよりもはるかに多い値です。
子宮頸がんの症状は?
初期の子宮頸がんには、ほとんど自覚症状がありません。進行すると下記のような症状が出現することがあります。
- 生理に関係のない出血がある
- 茶色のおりものが増えてきたり、悪臭がする
- 下腹部や腰が痛む
そのほか、子宮頸がんになると、妊娠や出産に影響が出ることがあります。
ごくごく初期のガンであれば、手術でも妊孕性を温存できる(=子宮を残せる)場合があります。ただ、妊娠しにくくなったり、妊娠の継続が困難で赤ちゃんが早産になってしまう可能性もあります。
ガンが進行してしまった場合は、子宮をとる手術や放射線治療の必要があるため妊娠や出産ができなくなってしまいます。
また、手術が無事に終わっても、術後に排尿がしづらくなってしまったり、様々な後遺症が出現してしまうことがあります。
子宮頸がんの原因は?
原因はヒトパピローマウィルス(HPV)です。HPVはありふれたウィルスですが、生涯に性交経験のある女性の80%以上が感染するといわれています。通常は、感染しても自然に排除されることが多いのですが、長い間感染が続くと、細胞が異形成という状態を経て、少しずつガン細胞へと変化していきます。
HPVには、悪性化しやすい高リスク型と、尖圭コンジローマという皮膚や粘膜にできる良性のイボを引き起こす低リスク型があります。
高リスク型
HPVには、約200種類以上の型があります。
頸がんの原因となるHPVの代表は16型と18型で、子宮頸がんの原因の約65%をしめています。20~30代で発見される子宮頸がんの80~90%は、この16型か18型が原因です。
そのほか、高リスク型HPVの中に 31型・33型・35型・39型・45型・51型・52型・56型・58型・59型・66型・68型などがあります。
低リスク型には、6型と11型があり、尖圭コンジローマの原因となります。
尖圭コンジローマは性器や肛門などの皮膚や粘膜の周りに良性のイボができる病気で、痛みやかゆみはありませんが、様々な形のイボが出現しては、再発することをくりかえします。
子宮頸がんを予防するためには?
HPVワクチンの接種と定期的ながん検診が必要です。
- 国の指針としては、20歳以上の女性において、2年に1回の子宮頸がん検診が推奨されています。
HPVワクチン接種によって子宮頸がんを引き起こす高リスク型HPVの感染を予防し、カバーしきれないタイプについては定期検診による早期発見が重要です。
HPVにはどんなワクチンがあるのでしょうか?
現在、子宮頸がんに対するワクチンは3つあります。
- サーバリックス
- ガーダシル
- シルガード9
当クリニックでは、3つのワクチンのうち、ガーダシルとシルガード9の取り扱いをしております。
サーバリックスは国内での生産が高く、ガーダシルよりも高リスク型の16型と18型のHPVへのカバー力が強いのですが、疼痛や発赤や、そのほかの身体症状が出現しやすく、また、低リスク型の6型と11型のカバー力が低く尖圭コンジローマまでのカバー力が弱いため、当クリニックでは取り扱っておりません。
ワクチンの摂取回数と期間について
子宮頸がんワクチン(シルガード9)は、自費費用でしたが、2023年4月より公費適応となりました。
- 公費適応につきましては、当院かかりつけの患者様とその御家族様のみ承っております。
また、男性も摂取可能となりました。
摂取回数については、以下の表をご参照ください。
- 2回摂取の場合、摂取期間を5か月以上空けてください。
- 男性の場合は自費対応となります。
- 公費対象は12歳からとなります。
- 公費適応につきましては、当院かかりつけの患者様とその御家族様のみ承っております。
子宮頸がんワクチン(ガーダシル)
低リスク型の6型と11型と高リスク型の16型と18型のヒトパピローマウィルス(HPV)による感染を防ぐワクチンです。特に低リスク型のカバーができているため、尖圭コンジローマの発症にも予防効果があります。
ガーダシルの接種対象者
任意接種:9歳以上の女性
定期接種:小学校6年生~高校1年生相当の女性(無料)
【世田谷区の場合】
接種対象者(令和3年度)
小学6年生~高校1年相当(平成17年4月2日から平成22年4月1日生まれ)の女子
【接種費用】:無料
【予約票について】
現在、世田谷区では対象となる方への予診票の一斉送付は行っていません。
詳しくは世田谷区のホームページ をご覧ください。
費用(自費の場合)
子宮頸がんワクチンの費用は、全ての回数を当クリニックで施行した方が対象となります。
他医院で1回目または2回目を施行した方につきましてはお問い合わせください。
- 来院1回目
- 18,000円
- 来院2回目
- 17,000円
- 来院3回目
- 16,000円
- 金額は税込みとなっております。
ガーダシルの接種スケジュール
十分な予防効果を得るためには、必ず3回接種してください。
初回接種(1回目)、2か月後(2回目)、6か月後(3回目)に腕の筋肉内に注射をします。
3回接種することで十分な予防効果が得られるため、3回目、まできちんと接種してください。各回の接種間隔が延びた場合でも最初から接種し直す必要はありません。残りの回数を接種してください。
また、各回の接種間隔が短くなる場合は、2回目の接種は初回接種からすくなくとも1か月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3か月以上間隔を置いて接種してください。
子宮頸がんワクチン(シルガード9)
低リスク型の6と11型、高リスク型の16、18、31、33、45、52、58型をカバーします。
ガーダシルよりもより高リスク型のウィルスに対して抗体がつくられるため、よりガーダシルよりも効果があるといわれています。また低リスク型の尖圭コンジローマもカバーします。9つのHPV型により、日本人の子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。
シルガード9の接種対象者
任意接種:9歳以上の女性
- 公費対象は12歳からとなります。
- 公費適応につきましては、当院かかりつけの患者様とその御家族様のみ承っております。
費用(自費の場合)
子宮頸がんワクチンの費用は、全ての回数を当クリニックで施行した方が対象となります。
他医院で1回目または2回目を施行した方につきましてはお問い合わせください。
- 1回目
- 30,000円
- 2回目
- 29,000円
- 3回目
- 28,000円
シルガード9の接種スケジュール
十分な予防効果を得るためには、必ず3回接種してください。
初回接種(1回目)、2か月後(2回目)、6か月後(3回目)に腕の筋肉内に注射をします。
3回接種することで十分な予防効果が得られるため、3回目、まできちんと接種してください。各回の接種間隔が延びた場合でも最初から接種し直す必要はありません。残りの回数を接種してください。
また、各回の接種間隔が短くなる場合は、2回目の接種は初回接種からすくなくとも1か月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3か月以上間隔を置いて接種してください。
その他
- 接種スケジュール途中で妊娠してしまった場合は、妊娠が判明した時点で接種を延期してください。
- 過去にほかのHPVワクチンの接種が完了している方でも、接種不適当者には該当しないため、接種は可能です。また、ガーダシル接種完了後、シルガード9を接種した場合の安全性データは報告されています。しかし、海外のデータでは接種完了者にシルガード9をガーダシル接種後に追加接種することは推奨されていません。
- コロナワクチンやその他のワクチンと接種が近い方は、前後2週間をあけるようにしてください。
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