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2023/03/13
再生医療の分野で幹細胞治療が近年注目を浴びています。
その中でも最も身近に行え、話題を呼んでいるのが、「幹細胞エクソソーム療法」です。
エクソソーム治療は実際に当院でも行っている人気の治療方法になります。
様々な年齢・性別の患者さま達に、点滴・筋肉注射などを受けていただいております。芸能人や著名人でもこのエクソソーム治療をしていると公表している人も増えてきています。
まず説明をしなければいけない事は、エクソソームとはなにか、幹細胞培養上清液とどう異なるのかということです。
幹細胞とは、「自分と同じ幹細胞を増やす力(自己複製能)」と「さまざまな細胞に分化できる力(多分化能)」の2つの能力を持つ特別な細胞のことです。体の中の細胞や組織が傷ついたとき、その修復や再生を担う役割があり、いわば「体のメンテナンス要員」とも言える存在です。
幹細胞には大きく分けて以下の2種類があります。
体の特定の場所に存在し、その部位に応じた細胞へと分化する幹細胞です。たとえば骨髄にある造血幹細胞は、血液をつくる細胞に、脂肪組織にある間葉系幹細胞は、骨・軟骨・筋肉などに分化する能力があります。再生医療や美容医療に多く利用されているのはこのタイプです。
どんな細胞にもなれる可能性を持つ幹細胞で、体中のあらゆる細胞(心臓・脳・肝臓・皮膚など)に変化できます。iPS細胞は患者自身の細胞から人工的に作られるため、拒絶反応が起きにくいという利点がありますが、臨床応用には高度な技術と慎重な管理が必要です。
幹細胞はもともと医療分野での臓器や組織の再生を目的に研究されてきましたが、近年では美容、アンチエイジング、免疫調整、神経疾患の治療など、幅広い分野で応用が進んでいます。
特に幹細胞が分泌する「エクソソーム」などの成分に注目が集まっており、細胞そのものを使わずにこれらの成分を活用する治療法が登場しています。
これにより、より安全性の高い治療選択肢として、多くの方が幹細胞医療を受けられる時代になりつつあります。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する過程で得られる「上澄み液」のことを指します。
これは、幹細胞そのものを取り除いた後の培養液であり、細胞が分泌したさまざまな有効成分が豊富に含まれているのが特徴です。
具体的には、成長因子(グロースファクター)、サイトカイン、酵素、タンパク質、そして近年注目を集めているエクソソームなどが含まれています。
幹細胞は、体内のさまざまな細胞に分化できる多能性を持つ特殊な細胞であり、修復・再生の役割を担っています。
幹細胞が活性化されている培養環境では、周囲に向けて多数の有用物質を分泌します。これらは細胞の成長や分裂、炎症の抑制、免疫機能の調整などに深く関わっており、幹細胞培養上清液はこれらの分泌物を集めた「有効成分のエッセンス」とも言える存在です。
この液体は、幹細胞自体を含まないため、細胞移植に伴うリスク(拒絶反応や腫瘍化など)を回避しつつ、幹細胞の分泌物による再生効果だけを享受できる点が大きなポイントです。特に美容・アンチエイジング領域や、整形外科、内科分野などで注目され、点滴療法や局所注入療法として応用が進んでいます。
近年の研究では、幹細胞培養上清液に含まれる成分が肌のターンオーバーを促進し、シワやたるみの改善、育毛効果、慢性炎症の抑制、神経再生促進など多岐にわたる作用を持つことが報告されています。再生医療の分野では、これを活用した難治性疾患や創傷治癒の治療研究も盛んに行われています。
このように、幹細胞培養上清液は、幹細胞の「働きを抽出したもの」として、細胞治療と比べて安全性が高く、効果的な再生医療素材として高い期待が寄せられています。
使用される幹細胞の種類(脂肪由来、骨髄由来、歯髄由来など)や培養条件によっても含有成分が異なるため、信頼性のある医療機関での適切な選択が非常に重要です。
エクソソームとは、直径30~150ナノメートルの非常に小さな細胞外小胞で、細胞が外部に分泌する「情報伝達のカプセル」のような存在です。
この中にはメッセンジャーRNA(mRNA)やマイクロRNA、タンパク質、脂質などが含まれており、血流に乗って他の細胞や組織に信号を送る役割を果たします。
もともとは「細胞の老廃物」とも考えられていたエクソソームですが、最近の研究によって、再生医療やがん治療、神経変性疾患など、さまざまな分野での機能が注目されるようになりました。
たとえば、がん細胞が分泌するエクソソームが転移の原因になるという研究報告もあり、その重要性はますます高まっています。
また、エクソソームを用いた治療法としては、点滴や点鼻療法によって脳神経系にアプローチする研究が進められており、パーキンソン病やALSなどの難病に対する応用も期待されています。
ただし、現時点ではエビデンスが十分に確立されているとは言えず、製品の品質や安全性には慎重な確認が必要です。
幹細胞培養上清液とエクソソームは混同されがちですが、実は両者は役割も構成も異なります。
幹細胞培養上清液は、培養過程で幹細胞が分泌する成分すべてを含んだ液体であり、エクソソームもその構成要素の一部にすぎません。
一方、エクソソーム単体の製剤は、培養上清液の中からエクソソームのみを抽出・濃縮したもので、より高濃度な情報伝達機能を期待する治療法です。
ただし、エクソソーム製剤はコストが高く、抽出のプロセスや含有成分の安全性が製品ごとに大きく異なる場合があるため、製造元や品質の確認が不可欠です。
これに対して、幹細胞培養上清液は多種類のサイトカインや成長因子がバランスよく含まれており、「複合的な作用」を狙う点滴療法に適しているとされています。
当院では、より安全で多角的な効果を目指し、出自の確かな幹細胞培養上清液を使用した治療のみを提供しています。
幹細胞培養上清液とエクソソームは、いずれも近年急速に注目を集めている再生医療素材であり、多様な疾患や美容的ニーズに対する治療応用が進んでいます。
幹細胞培養上清液には、成長因子(サイトカイン)、酵素、抗炎症物質、マイクロRNA、エクソソームなど、細胞の修復や再生を促す生理活性物質が含まれています。
これにより、肌の再生(シワ・たるみ・くすみの改善)、育毛治療(毛根の活性化)、ED治療(血流改善や細胞活性化)、関節の慢性痛(軟骨の修復補助)などに広く応用されています。また、全身倦怠感の改善や免疫機能の調整といった体調全般の回復を目的とした点滴療法にも用いられています。
一方、エクソソームは細胞間情報伝達の担い手として、特定のメッセンジャーRNAやタンパク質を標的組織へ運ぶ働きを持ち、特に神経再生や創傷治癒の分野で研究が進んでいます。
例えば、点鼻や点滴によるエクソソーム治療が、パーキンソン病やALSなどの神経変性疾患の進行抑制に効果を示したという報告もあり、将来的な臨床応用が期待されています。(エクソソームの効果とは?)
ただし、エクソソーム単体の製剤は製造方法や由来の明確化が課題とされており、品質が均一でない製品が市場に流通しているケースも報告されています。
そのため、安全性や安定性の面では、エクソソームを含む幹細胞培養上清液のほうが信頼性が高いとする医療機関も少なくありません。(エクソソーム治療のデメリット・副作用について)
現時点では、これらの治療は自由診療に分類されることが多く、厚生労働省の保険適用外であるものの、安全性と効果に関するエビデンスが徐々に蓄積されつつあります。
エクソソーム療法は、再生医療の中でも近年特に注目されている治療法で、細胞が分泌する微小な物質「エクソソーム」を活用し、体内の細胞同士の情報伝達を促進することで、自己修復力や若返り効果を引き出します。美容目的ではシワ・たるみの改善、肌のハリや透明感アップに加え、慢性疲労や生活習慣病による倦怠感の軽減、さらには認知機能やホルモンバランスの調整など、さまざまな身体機能の回復が期待されています。
世田谷内科・糖尿病総合クリニックでは、脂肪・骨髄・歯髄・臍帯血の4種類の幹細胞から抽出された高品質なエクソソーム含有培養上清液を使用。すべて日本国内の安全基準を満たした製剤を用い、医師の丁寧な診察とカスタマイズされた治療計画のもと、安心して先進医療を受けていただけます。
エクソソームにご興味がある方は、ぜひ当院でのカウンセリングをお試しください。
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幹細胞療法について②