幹細胞療法④　幹細胞エクソソーム療法の効果について

幹細胞エクソソーム

前回の③からの続きです

https://www.setagaya-dm.clinic/blog/2023/03/18/3013/

さて

今回はよく聞かれることの多い

エクソソーム療法の期待されるであろう効果について

書いていきたいと思います。

ということですね

実際のところ

幹細胞エクソソームは細胞外小胞子の一種で

直径が30～150ナノメートル程度の小さな袋状の構造を持つものです。

これらは、幹細胞が分泌することで

細胞間通信や細胞の成長、再生、免疫応答、など

さまざまな生物学的プロセスに関与しているわけです。

そしてエクソソームには

主に以下の3つの機能があります。

①細胞間通信

幹細胞エクソソームは、他の細胞との通信に重要な役割を果たしています。

これらの小胞子には、mRNAやmiRNA、タンパク質、リン脂質、小分子代謝産物などが含まれていて

これらが細胞に影響を与えることで、細胞間通信を促進します。

②細胞の成長、再生、免疫応答

幹細胞エクソソームには、細胞の成長や再生、免疫応答を促進する効果があります。

これらの小胞子は、細胞外RNAやタンパク質、リン脂質、小分子代謝産物などが含まれており

これらが細胞に影響を与えることで、細胞の成長や再生、免疫応答を促進します。

③炎症の抑制

幹細胞エクソソームには、炎症を抑制する効果があります。

これらの小胞子には、抗炎症性の分子やサイトカインなどが含まれており

これらが炎症を抑制する効果を持っています。

主に３つに分類すると

現在私が知る範囲だとこの３つに分かれると思います。

そして

近年、幹細胞エクソソームが医療現場で注目を集めていて

様々な疾患の治療に応用される可能性があります。

例えば、心筋梗塞の治療において

幹細胞エクソソームを用いた治療法が研究されています。

心筋梗塞後には、心筋細胞が壊死してしまうため、心臓の機能が低下して

重篤な心臓病の原因となることがあります。

しかし、幹細胞エクソソームを投与することで

心筋細胞の再生や炎症の抑制を促すことができるため

心臓機能の改善が期待されていることもあります。

また、幹細胞エクソソームは、脳卒中や神経変性疾患の治療にも応用されています。

これらの疾患では、神経細胞が死滅するため、治療法が限られていましたが

幹細胞エクソソームを用いた治療法によって、神経細胞の再生が促進される可能性があります。

そのほか、幹細胞エクソソームを用いた治療法は様々で

関節炎や肝疾患、糖尿病など、様々な疾患にも応用されています。

幹細胞エクソソームは、従来の細胞治療よりも安全性が高く、免

疫拒絶反応のリスクが低いため、注目を集めています。

実際に当院に通院されていらっしゃる患者さんの中でも

認知症や、肝疾患や、糖尿病の方々などでエクソソーム療法を開始される方も

徐々に増えてきました。

圧倒的に多い層は、バリバリ働く経営者層の方が多いです(^^

あくまで根本治療ということではなく、細胞を元気にするという意味で全体のボトムアップという

イメージで捉えていただけたら分かりやすいのかな？と思っています。

また、癌に対しての効果を期待してお問い合わせをいただく事も増えてきましたので

次は癌に対してのエクソソーム治療ということについても触れていきたいと思います。

当院で行っている、幹細胞エクソソーム療法は

https://www.setagaya-dm.clinic/treatment/beauty/exosome/

このエクソソームと、幹細胞培養上澄液が含まれる

ヒト幹細胞由来エクソソーム含有培養上澄液になります。

歯髄・骨髄・脂肪・臍帯血と４つのヒト幹細胞由来エクソソーム含有の複合体になりますので

多くのサイトカイン、エクソソーム、マイクロRNAが含まれています。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

自由が丘の総合内科

世田谷内科糖尿病総合クリニック

LINE公式アカウント
お得な情報を受け取るには、以下のリンクから友だち追加してください。

https://lin.ee/x2q4e1L

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

Tweet